今までずっとなんの疑いもなくテフロン加工のフライパンを使っていましたが、数年ごとにテフロンが剥げてきて焦げ付くので買い替えなければいけませんよね。
今回もそろそろ焦げ付いてきたので、フライパンを買い替えることにしました。
それで色々探していると、テフロン加工のフライパンよりも鉄のフライパンの方がいいのかもしれないと思えてきたのです。
その理由はテフロン加工のフライパンはフッ素加工の耐熱温度の問題で高温調理ができないんですね。今まで気にせず強火でガンガン使っていたので、それもテフロン加工が剥がれる原因だったみたいです。
一方、鉄は高温調理が可能で、欠点は焦げ付くことらしいのですがお手入れをしていけば焦げ付かず長く使えるようです。テフロン加工の最大の良さは焦げ付かないことですが、その使いやすさは長くは続かずに買い換えが必要になるなら、いっそのこと鉄のフライパンを使ってみようと決めました。
フライパンというより炒め鍋のように深さがある形が欲しかったので候補に上がったものはこの3つです。
- 匠 鉄製(マグマプレート)炒め鍋 28cm
- リバーライト 極 炒め鍋 28cm
- 山田工業所 中華鍋27cm
当初は「リバーライト炒め鍋」の評判が良さそうなので、これを買おうと思っていました。でもちょっと価格が高めなので他のものを探していたところ、「匠マグマプレート炒め鍋」を見つけました。マグマプレートっていうのは表面の凸凹形状により熱伝導率や油なじみが良くて焦げ付きにくいらしいです。「リバーライト炒め鍋」の方も表面は特殊熱処理によって錆びにくく焦げ付きにくいようです。
「匠マグマプレート炒め鍋」は価格は¥4,000以内でお手頃ですが表面の凸凹が実際に使ってみないといいのか悪いのか不安もありました。汚れが落ちにくかったりしたら困るなという気持ちもあって、やっぱり価格は高いけど「リバーライト炒め鍋」に決めかけたところで鉄なら中華鍋はどうなんだろ?とちょっと調べてみました。
すると中華鍋って炒める以外にも茹でたり煮たり万能なようなんです。だけど先ほど比較していた炒め鍋のように表面処理などがないからすぐに焦げ付いたり錆びたりするのでは?と不安でしたが、しっかり油返しという作業をすれば焦げ付きも防げるようですし一生物で長く使っていけるみたいで一気に中華鍋に気持ちが傾いていきました。
だけど、ひとつ問題が!
鉄製の中華鍋は錆止めのニスが塗ってあるので、使う前にニスを焼き切るために空焼きをしないといけないのです。でもこれが家庭用のガスコンロでは大変そうで、とてもやれる気がしないと中華鍋から気持ちが離れかけましたが、最初から錆止めを塗ってない状態で売っているお店を見つけました。これなら空焼き不要で簡単な油ならしだけで使えます。
もうこれで悩みはなくなったので決定です。早速注文してしまいました。
そして使ってみた感想ですが、最初の頃はちゃんと油返しをしていたのですが面倒なので最近はやっていません・・・
その代わり油多めでしっかりと中華鍋を熱して馴染ませてから食材を入れるように心がけています。このやり方で時々焦げ付くときもありますが、お湯をかけながら亀の子束子などでこすれば、きれいになります。
中華鍋を洗うときは洗剤をつけてはいけないのですが、お湯だけでサッと洗えるのは本当に楽チンです。今までは重たいテフロンが剥げかけたフライパンを洗剤とスポンジで一生懸命洗っていましたが、もうそんな頃には戻れません。たわしとお湯でサッと洗って空焼きして水分を飛ばして、少し冷めたら油を少量馴染ませておしまいという感じで使っています。
心配していた錆びも、長い間保管しておくわけではなく、中華鍋が便利すぎて頻繁に使うので今のところ錆びはありません。
持ち手は木製ではなく鉄そのままなので、いちいち鍋つかみを使うのは面倒くさいだろうなと買うまでは思っていましたが、短時間の調理だったらそこまで熱くならないし、ふきんや鍋つかみを使うのも想像よりも手間ではありませんでした。
それから肝心の料理の味の違いですが、私が一番実感したことは野菜がシャキシャキでおいしく調理できます。テフロンフライパンの時は野菜がクッタリしてしまったり、クッタリしないようにすれば火が通っていなかったりということもあったのですが、今は火はちゃんと通っていて野菜のシャキッと感も残る最高の仕上がりです。熱伝導率が良くて強火で一気に調理できるからですね!
目玉焼きも中華鍋で作っていますが、底が丸いから白身が横に広がりすぎず適度な大きさに出来上がりますよ。
ちょっと予想外だったことは27cmは想像よりも料理できる量は少なめに感じました。焼きそばも3人前となると混ぜにくくなるサイズ感です。
総合的にテフロンフライパンから鉄の中華鍋に変えて大満足です。チャーハンを作るのも楽しくなります。これから長く使っていこうと思います。